パリあれこれCafe探訪 #02

パリは他の都市と比べてコーヒーの消費量が多く、星の数ほどのカフェがある。そんなカフェの街パリに、一味違った店がオープンしている。老舗百貨店ボン・マルシェから近い閑静な中に、2011年3月「クチューム・カフェ」がオープンした。外観はシンプルモダン。パリで見かけるカフェとは異なる。
 この店は、フランス人のアントワーヌ・ネシアン氏とオーストラリア人のトム・クラーク氏、2人の若きオーナーが手掛けた。ネシアン氏がオーストラリアのメルボルンのカフェでコーヒー焙煎士として働いていた経験を生かしてオープン。オーストラリアと聞いてコーヒーをあまりイメージしないが、こだわりのコーヒー文化が定着しているようだ。
 コーヒーに精通したバリスタが自家焙煎をしたコーヒー豆で煎れる。焙煎温度は低すぎるとコーヒーは酸味過多に、逆に高すぎると苦味が出る。コーヒー豆のアロマを最大限に抽出するために、豆を観察しながら注意深く焙煎する。コーヒーをいれるお湯の温度は、93度を超えてはいけない。でなければ、せっかくのコーヒーは沸騰してしまう。

47 Rue de Babylone 75007 Paris
URL:http://www.coutumecafe.com/
営業時間:8:00〜19:00(土・日10:00〜)

「Cafe Coutume」カフェ クチューム

【ご自宅でコーヒーを煎れる際は、お湯を沸騰させてほんの少し待った後に、ゆっくり、静かにコーヒーにお湯を注ぐのが良い】
 大きな窓から光が差し込む店内は明るく、テーブル席、カウンター席があり、ランチタイムには軽食もとることができる。店員は若く活気がある。オーナーがオーストラリア人ということもあり、客層も国際的。店ではお客様向けの試飲会やバリスタの講習会も開かれている。店内はイートイン、テイクアウトもできる。自家焙煎のコーヒー豆も販売している。ここを起点にパリは、若者を中心に「自家焙煎型でアロマ・味覚重視のコーヒー文化」が広がりつつある。

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